難削材「インコネル600」に挑む!大物・特殊台形ネジ(TR390/P6)を削り出す職人の技術力
金属加工において、「削りにくい素材」の代表格として真っ先に名前が挙がるニッケル合金。その中でも優れた耐熱性と耐食性を持つ「インコネル600」は、加工硬化しやすく工具の摩耗が激しいため、並大抵の技術では太刀打ちできない「難削材中の難削材」です。
今回、私たち白山工業所が挑んだのは、このインコネル600を使用した「大物台形ネジ(TR390 / ピッチ6)」の切削加工です。
当社の強みである「圧倒的な旋盤愛と技術力」が詰まった、今回の加工事例をご紹介します。
難削材×特殊ネジ。なぜこの加工が難しいのか?
今回の加工におけるハードルは、大きく分けて2つありました。
1. 刃物を跳ね返す、インコネル600(MA600)の粘りと硬さ

インコネルは、切削時の熱が工具に逃げやすく、さらに削った部分が加工時の熱と圧力で瞬時に硬化する「加工硬化」という性質を持っています。
- 工具の寿命が極端に短い(すぐに刃先がチッピング・摩耗する)
- 熱変位による精度への影響
- びびり(振動)が発生しやすい
これらをクリアするには、カタログスペック通りの条件ではなく、職人の「五感」と「経験」による刃物のあて方、回転数、送り速度の微調整が不可欠です。
2. 高い精度とパワーが求められる「台形ネジ(TR390)」
台形ネジは、一般的な三角ネジと比べて摩擦が少なく、大きな力を伝達するためのネジです。今回は呼び径390mmクラスの大物加工。
一歩間違えればワーク(被削材)も刃物も台無しになってしまう緊張感の中、ピッチ6mm(P6)の正確な台形形状を、インコネルという強敵を相手に1段ずつ丁寧に、かつ確実に削り出しました。

旋盤歴26年。「誰よりも旋盤が好きな職人」のノウハウ
「図面通りに削るだけなら、機械でもできる。その先にある最適な加工プロセスを提案し、カタチにするのがプロの仕事です。」
白山工業所には、旋盤歴26年のベテラン職人が在籍しています。
今回の加工でも、単に削るだけでなく、インコネルの特性を見極めた上で「どうすれば刃物を持たせ、熱変形を抑えつつ、最高精度のネジ山を仕上げられるか」を徹底的に追求しました。
インコネル、難削材の内径(めねじ)、長尺の台形ネジもサイズによっては加工可能です。
蓄積された豊富なノウハウがあるからこそ、このような「他社で断られがちな厳しい条件の加工」を形にすることができます。
白山工業所が誇る「幅広い対応力」
白山工業所は、特殊ネジや難削材加工だけでなく、以下のようなワイドレンジな加工キャパシティを強みとしています。
| 項目 | 当社の対応スペック |
| 対応外径 | Φ10mm 〜 Φ700mm(極小から超大物まで) |
| 対応長さ | 最大 Φ300 × 2000mm の長尺・大物加工 |
| 得意な加工 | バットレスねじ、台形ねじ、角ねじ、4つ爪チャック加工、薄物加工、溶接構造物 |
「より良い製品を、確実な納期でお客様へお届けする」というモットーを胸に、1点1点、徹底した品質管理のもとでお届けしています。
同業者・金属加工会社様へ:WIN-WINのパートナーになりませんか?
近年、金属加工業界では得意分野の細分化が進んでいます。
- 「マシニング加工は得意だが、旋盤加工の設備やノウハウが弱い…」
- 「難削材や特殊ネジ、大物・長尺物の引き合いが来たが、自社では対応できない…」
このような課題をお持ちの企業様は、ぜひ白山工業所にご相談ください。
当社はお客様の、そして同業者様の「駆け込み寺」として、お互いの強みを活かし、弱みを補い合える共存共栄のパートナーシップを求めています。
自社だけで完結できない難案件でも、当社の旋盤技術と貴社の強みを組み合わせることで、大きな案件の取りこぼしを防ぎ、共にWIN-WINの関係を築くことができます。
「難しい」を「できる」に変える、白山工業所
インコネルなどの難削材、台形ネジ・角ネジなどの特殊ネジ、あるいは「薄物・長尺・大物」の加工でお困りの際は、お気軽に白山工業所へお問い合わせください。
確かな技術と豊富な経験で、お客様のものづくりを強力にサポートいたします。
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